これは、トトロに似てるなあ、とおもいながら見ました。
劇場公開されていた時期は、見た人全員が(どちらかというと男性が)
「めっっちゃ、泣いた!!」
と強調されてて、正直、
「親子愛と男女の恋愛と、死がからんだら、そら無敵やわあ」
なんて思ってた私。
テレビやから、CMが入るんで、適度にガス抜きしつつ見て、もう号泣、というのはなかった。
しかしラスト30分ノンストップでさすがにティッシュをたぐりよせましたが。。。
今となっては、夫婦の主演二人を見ながら、
「そのチューは、演技なんですかね?まじチューなんですかね?」
とツッコミを入れずにはいられない。
話自体は、すっきりとまとまってて面白かった。
あと、松尾スズキがやはりいい味だしてた。ケーキ屋のおじさんがこれほど似合わない人もいるまい。。
見てるあいだ、ずっとセットや小物がいいなあいいなあと感激しながら見ていたのですが、
美術が種田陽平さんでした!!
この人の美術は、とにかく好き。
スワロウテイル、キルビルなどの美術を手がける方で、その空気感がたまらなくいいのです。
この作品のやわらかさも彼ならではなのでしょう。
テレビで映画も、たまにはいいね。