三姉妹母ちゃんの日記

日常の雑記ブログ。たまに映画や本の話もします。

ディアドクター



今週のananすごかった。
男子萌え、ですからね。
最近のanan、なんだかエロ本化しているような、、、
見所は瑛太のメロンパン、関ジャニロッカールーム。
久々にみたARATA氏も素敵でした。
私は「別に、、、」とか言いそうな人が好きなのかも。

そしてやっと見ました、ディアドクター。
ゆれる、から西川さんのファンで、
これも期待大だったので、
見れてよかった。

この人の映画って、つまるところ「濁り」
水の中に墨汁たらして、じわっとなる、あの感じ。
あのコントラストを描写するのが上手い。
それを一番象徴してたのが溶けていくアイスの描写。
ゆれる、では洗面台の水が渦をまいていくところがOPにも使われていたけど、
そういう人ではないシーンが素敵なのです。

話はというと村で唯一の医者である鶴瓶(あえてこういう呼び方で)がいなくなり、
時系列を追いながら何があったのかをみていく。
結論を言っちゃうと、(ネタバレです)















まず、鶴瓶は偽医者なんですね。それなのに村中の人を診ていた。
その事実がわかったときの村人、まわりの人、ってのがみどころ。
というか、ストーリーの中心。
ゆれる、のときもそうだったけど、
要約してしまうとすごくシンプルな話なのだけど、
しっかり作り込まれていて、やはり見て欲しい映画です。
見ないとわからないことが沢山。

そして、2回見るのがおすすめ。
2回目みると、なおさら作り込まれた感が伝わってきます。

「役者の鶴瓶はキライやから、見んわー」と言った妹にこの映画の面白さを伝えると、
「それって、、、なぞかけ?」と言われました。
はっ!!もしかしてこの映画はねづっち映画???

一つ一つのシーンに様々な意味が込められていて、
本当に面白い。


あと、田舎の話で田んぼ、森、平屋の家、老人、なんかが沢山でてくるのだけど、
そこに瑛太の赤いスポーツカーが走ったり、
都会で医者をする井川遥が出て来たりする、
その違和感もすごく心地いい。

話はそれるけど、井川遥、なんだってあんな「大根ぽさ」が抜けないんだろう。
始め、ジーザス青田かと思いました。

余さんはじめ(アカデミー賞とりましたね)みんなものすごい演技力で、
あたかもそこに存在するかのような存在感だっただけに、
彼女のうわっぽさが残念無念。

マンガ実写、ドラマの映画完結編、制作費重視の大作が多い邦画のなかで、
こういったしっかりした映画は、ほんとうに大事だし、やはり好きなのです。

あと、瑛太の顔っていうより、細さが好きなのね。
うつ伏せに寝ているときの肩甲骨とか!
好きですねえ、、、

☆で表すなら、☆☆☆☆よっつ半です、、、(半分の☆がなかった、、、)