三姉妹母ちゃんの日記

日常の雑記ブログ。たまに映画や本の話もします。

シャッターアイランド



見ましたねえ。見ましたよ、シャッターアイランド

まず、今まで見た映画の中で一番怖かった!
これが率直な感想です。

うわさの「超」吹き替え版で見たのですが、
役名とか場所にルビがうたれてるくらいで、
吹き替えをより自然にしたものらしいけど、
そこまでの手の込みようは感じませんでした。

それより、しっかり台詞をしゃべるシーンで、
口元をじっと見ると、やはり台詞と口の動きが合わないので、
そこに違和感を感じてしまい、字幕で見るべきだったかな、、、とも思いました。


本編が始まるまえに、「結末をしゃべらないでください」とか、
「脳は都合のいい解釈しかしません」みたいに
ものすごくあおられるので、
前半じーっと見続けて、かなり疲れました。
しかも、謎っていうか、厳密に言うとミステリーじゃないし。
サイコホラー???
途中怖すぎて逃げたくなるほどだったけど、
「1800円も払ったんだし!」と自分を励ましながら見ました。
レディースデーだったら逃げてたかも(笑)


まあ、映画の言う通り、結末は書かないとして。

しかしスコセッシ監督が巨匠と言われる理由が少しわかった気がします。
綺麗と残酷、
狂気と正気、
水と火。
いろんなものを絶妙に混ぜながら繰り広げられる世界はまさに圧巻!!
映画の完成度が高すぎて、
今テレビが見れません、、、
オモチャみたいに見てしまいます、、、


それにしても、ギャンブオブニューヨークのときも思ったのだけど、
スコセッシ映画、音がやかましすぎ。
ペンを置く音、ドアの閉まる音、劇中の音楽に至るまで、
ものすごい身体に響くほどの音量で、
途中耳を塞ぎながら見ました。
神経尖ってるから、余計なんだろうけど。
しかしながら、その音の効果も、映画ならではなんだろうなー、と。
原作を読んでいないので、なんとも言えないけど、
映画としての完成度は本当にかなり高い映画。
だからこそ、謎解きにばかり焦点を当ててる、
この予告や広告が疑問。


余談ですが、
謎解き+テディ(主人公の名前)と聞くと、メメントを思い出す。


あと、ディカプリオって、「レオ様」なんて呼ばれたりするけど、
もういい中年で、「レオやん」って呼び名が一番ぴったりくるんじゃないか、とも思った。
レオナルドもそうだけど、他のキャストもぴたっとハマってて、
そこもまた、大人的な映画。


今は頭の中で復習しつつ、他の人が書いたネタバレのコメントを見たりして、
ひとりうなってます。うーん、そういう解釈かー、と。


これから見る人がいたら、
「謎解きと思わずみること」と、
「時間の流れに注意」
の2点は言いたい。

おっと、それ以上は、、、、


人生で一番濃い2時間半だったかも。

ごちそうさまでした!!!