三姉妹母ちゃんの日記

日常の雑記ブログ。たまに映画や本の話もします。

歸國

終戦ドラマではありますが、
ここは映画のジャンルに。

途中から見たのだけど、
やっぱり腸が痛かった。

私は戦争の話を聞いたり、見たりすると、
腸が痛む。なぜだろう。

兵隊たちが現代の日本を見て、
どう思うか?
というのがドラマのテーマ。
そうなんだけど、
結局のところは、
「今いる日本人が、今の日本をどう思ってるか」
というお話でしたね。
兵隊というフィルターを通して、
日本を見るという。

劇中で出て来た言葉で、
私も共感した言葉。

「豊かさと便利は違う」

ということ。

最近携帯がとてもイヤで、
でも手持ち無沙汰になると携帯を開く自分がいて、
ネットにつながる2秒が長くてムダ、と思うのに、
いつもいつもアクセスしてしまう。
年配の人やあまり携帯を使わない人は、
「携帯の画面=メール」と
思ってる人、多いけど、
メールならまだまし。相手がいるから。

たぶん、携帯とにらめっこしてる大多数の人は、
サイトだったり、SNSだったり、ブログだったり。
なんだか実体のない、幽霊みたいな、霞みたいなものにアクセスしてる。

そんなことしても、自分が吸い取られるだけなのにね。

あ!このブログを携帯から見てるかな?
友だち、家族、それはいいことだよー。
私の愛がつまってるから(笑)

まあ、話が逸れたけど、
便利とか、ラクって、やっぱり退化させるね、人間を。
本当に言いたい事は、考えて考えて、
筆にしたためるくらいじゃないと。
そのくらいの温度で送るメールはわかるし、あったかいよね。
それを思えば携帯もいいんだけど。

もうそろそろ、自らが不便とか、辛いを選ばないと、
自分をごまかす事ができなくなるとこまで来てる。

宇多田ヒカルも、頭がいい人だからこその決断で、
「ヤバい!このままじゃ駄目だ!」
ってわかったんだと思う。
生意気言うなら、彼女の気持ちが私にはわかる。

ああ、脱線に脱線を重ねてますね。


ドラマ、よかった。
たけしも、長渕さんも、兵隊臭ぷんぷんしてて。
向井理小栗旬あたりは、、まぁ本人達には社会勉強、
スポンサーからしてみればポイント稼ぎ。
私の一番はARATA氏が出てたとこ。
久々に見ましたが、相変わらずな存在感。グッジョブ。

脚本も流石ですし、音楽もよかった。
あと小池栄子の素晴らしさ。
このドラマの50%くらいは小池栄子の良さです。

ただ、どうしても、CMが入るのがね。
こればっかりは仕方ないのだけど、
出世したら、DVDレコーダー買いますかね。


桜を見て感動するのと同じように、
戦争を見て反応する細胞が私の身体には、ある。
それがある限り、大丈夫な気がする。