奇跡
糸井重里が「日本のスタンドバイミー」なんてツイートしてて、
まえだまえだ主演、パパ役がオダギリ氏!なんで気になってた作品。
同じ日に「奇跡」と「さや侍」を見たのですが、、、
いやー、違いすぎておもしろかった。
まずこの奇跡。
是枝監督の作品で、誰も知らないはまだ見た事ないのですが、
この人って、ごはんをものすごく美味しく食べる人がいるように、
子供の表情を撮るってことに長けてる人なのかな?
と考えていました。
話自体はノンフィクション、という感じで、
うーん、
「テレビ朝日開局100周年記念」的な感じ、、、かな。
きっと、まえだまえだの両親は、
「私が大塚寧々?」
「俺がオダギリジョー!」
と、興奮しただろうな〜。
途中の子供ならではのシーンに、
ついつい涙、涙してしまいました。
大塚寧々が酔っぱらいながら遠くはなれた子供に電話して、
「僕、おとうちゃんに似てるから、おかあちゃん僕のこと嫌いなんかな、思てさぁ〜」
と言われて、
「そんな訳ないじゃ〜ん」と号泣するシーン。
ああ〜あるある〜と泣いちゃいました。
大人になって巡り巡って今の状態になって、
「なんでこんなところにいるんやろ?」
と思う事もあるけど、
子供はただ純粋に私のことを好きで、
子供は子供の毎日を生きてる。
それが、甘くて苦くて、涙でした。
パパオダギリも、
のらくらしてて、子供に生かされてる感じで、
なんかよかったな。
舞台が福岡、鹿児島、熊本の九州なのですが、
地方都市ならではの、お店屋の中でおじいちゃん同士飲むとか、
おばあちゃんの習い事のあとのお茶会。
子供たちが旅をする中で、おちゃらけたり、喧嘩したりもするんだけど、
そのどれもがリアルで冒頭の「子供を生き生き撮る才能」ってとこにつながります。
あと!くるりの音楽が絶妙!!!
この映画の一番オススメポイントが音楽です。
ジョゼと虎と、のときは、
「ええ仕事してんな〜」くらいの音楽でしたが、
今回は本当に絶妙!
岸田君の声、ですかね?
緑や山を突き抜けるような、声。
サントラCD欲しくなりました。
ドラマぽくもあったけど、
泣き笑いもあり、兄弟つながりで、間宮兄弟にも似てるかな?
というわけで、☆☆星ふたつです。