三姉妹母ちゃんの日記

日常の雑記ブログ。たまに映画や本の話もします。

R100

珍しく映画レビューを書く気になったので、
書きます。
まずは1ヶ月くらい前に見たR100。

松っちゃんの映画、しんぼるからスクリーンで見てるな。
ものすごい信者というわけではないけど、
なんとなく、たたかれる理由も、支持される理由もわかる。

映画を見れば100通りの感想があるような内容なので、
感想という感想はなく、
ただ、あぁ、こういうことを表現したいんだな、という
意思みたいなのはわかった。

主人公の大森南朋SMクラブに行って、
いろいろなタイプの女王様と出会って、、、という、
ストーリーなんだけど、
SMって、なんていうか、プレイというより
性善説性悪説?みたいな、観念の話であって、
確かにこういった女王様がいて、
高揚感を覚える人がいるんだろうなあということはわかるのだけど、
外国で虫が主食の人の映像をみて、
これがごはんなんだよね、、、うん、、、
みたいな納得さ加減というか。

頭と体がスコーンと分かれて、
ただただ冷静に分析をする自分、という図式の映画でした。

美術は綺麗で、ひとつひとつのシーンの小物や、
場面の切り取り方なんかは好きだったな。

ものすごく好きな曲が使われていたのだけが許せない、というか、
もうその音楽かけちゃうと、反応してしまうでしょう、という、
パブロフの犬的な反則さ。
あとは、大森南朋の顔って、好きでも嫌いでもないけど、
恍惚とするときのCGの加工が嫌いだった。
その表情が結構でてくるので、
その間目を細めてみないようにしたり、
スクリーンの右下を見て場面がすぎるのを待ったり。

よくも悪くも前衛的で、パンフレットの解説も、
なんだかチンプンカンプンだったり。
前衛的なんだけど、やろうとすることはわかるので、
遠巻きに反応を見られてるような、
松っちゃんてやはりナイーブなのかな?と
深読みしてしまう映画でした。

うーん、たくさん考えたりしたけど、
結局よくわからない、という結果。

松本映画、5作目はあるのかなー?