三姉妹母ちゃんの日記

日常の雑記ブログ。たまに映画や本の話もします。

エンターザボイド



妄想トリップへようこそーーーーな一作。

実は、旦さんがjapanstaffなのでここにあるのですが。


あーーー。好きだね。すっごく好きなテーマ。

セックスとドラッグと夜の街。

優良な市民の皆様、お気を悪くしたならごめんなさい。


フランスの鬼才ギャスパーノエ氏の作品です。
OPは時計仕掛けのオレンジの予告を彷彿とさせる演出。
テクノミュージックに、
スタッフの名前が羅列され、
ちょっくら目眩。

本編が始まると、すべて主人公の主観でカメラが動き、
主人公はジャンキーなので、視線もクラクラ、
「酔う、酔う」と思いながら、
私も斜めに見る。

あらすじは、主人用がジャンキーで、
ドラッグやって、密売が見つかりそうになって、
クラブのトイレで撃たれて、
そこからタマシイだけが切れて、
幼児期青年期、家族、セックス、ドラッグがないまぜになって、
ぐちゃぐちゃ、ぐにゃぐにゃ、クラクラ、、っていう、
まあ、そんなとこなんだけど、

素敵です。

ドラッグ万歳、セックス万歳って云うと、
あんまりお母ちゃんがいい顔しないんだけど、

まあ、そういう話題、出さない人の方がアレだって言うし。

まあ、多めに見てちょ。


主人公の男の子の手が、もう白くて細くて。
多分何も守れない手なの。
ドラッグしかできないような、
キレーな手なのね。

それだけで、この映画は価値があると思うんだ。

舞台は歌舞伎町なんだけど、
カブキチョー、素敵なロケーションだったな。
いつも見る天下一品ですら素敵。

汚い街なのに、ドアを開けると竜宮城みたいな世界が広がってて。

うん。この映画はすごくいい意味で
妄想と現実がリンクした感じ。
これがあれば、

「インザミソスープ」も、きっと映画になる。