三姉妹母ちゃんの日記

日常の雑記ブログ。たまに映画や本の話もします。

映画煩悩



はい、初映画。

キアヌリーブスの「地球が静止する日

正直全く前知識なしで、
全く期待せずに行ったの。

一回予告は見たことあったかな。
「私を解放しろ」って言ってるとこ。
で、キアヌがエイリアンってくらいは知ってたんだけど。

すっごーくよかったんです。

なんていうか、
話のわかりやすさとか、
映画ならではの臨場感とか、
人の気持ちの移り変わりとか。

すべてがパーフェクト。

うん、初映画にして、もうベストいっちゃった??
的なテンションの上がりようでした。

「どこがいい!」てのを言っちゃうと、
ネタばれになるから言いたくはないんだけども、、、

まあ、あらすじから。
本当に話の内容書いちゃうので、
見たくない人は見ないでください。








ある日宇宙から謎の球体が飛んできて、
セントラルパークに着陸。
その中から出てきたのは宇宙人のキアヌ。
そのキアヌを調べろ、と政府に任命される、
地球外生物の研究をしてる、ジェニファーコネリー。
キアヌは「人類が滅亡すれば、地球は守れる」といい、
人類を滅亡させようとする。地球を守るために。
そして同じ時期に、世界のあらゆるところに謎の球体は現れ、
世界中の生物をその球体に閉じ込めてまた宇宙へ飛び立つ。

私が好きだったのは、その球体。
球体が、外に広がる宇宙を内包的に表してる気がして、とても哲学的だと思った。
説明が難しいのですが。
宇宙って、こう、無限に広がるイメージがあると思うんだけど、
それを球体の外側を境界線として、内に封じ込めたというか。

銀色夏生さんの本に、
「人の皮膚を境界線として、その外の世界と中の世界は同じくらい広い」
みたいなニュアンスの文があるのだけど、それに近いことを思った。

あとは、イームズのパワーオブテンとか。

私はそんなにSF好きではないけど、
哲学は大好きなので、この作品は両方を備えていて、素晴らしいと思った。

もちろん、ハリウッド的なドンドンボカーンも、
映画館で見たのでそれはそれは楽しかった。

ジェニファーコネリー演じる研究者は、
血のつながってない子どもがいるのだけど、
(夫の連れ子で夫は他界)
その子どもが黒人で、台詞に「うるさい、継母」
というところがあって、
「本当の親子じゃないから、あんまりうまくいってない」
という背景も簡単にわかる。
映画が進行する中で、理解するのに必要なエッセンスみたいなのが、
無駄なくしっかり入ってて、それも計算されててすごいなーと。

映画館のみで販売されてる映画雑誌も買いました。
右の、「T」という雑誌。
それを見てたら、もう、どんどん映画が見たくなって、
「やっぱり映画好きだなーーー」と改めて実感。

煩悩の数だけ映画を見たい、と思ったものの、
やっぱり108個も見るのは難しいとも思う、今日このごろ。

私は一つ映画をみると、
それについて何日も考えてしまったりするので、
次の作品を見るまでにけっこうタイムラグがあるのも難点。

でも、もっともっと映画を見たいと思いました。

次はチェ、二部作ですね。