三姉妹母ちゃんの日記

日常の雑記ブログ。たまに映画や本の話もします。

バラッド



相変わらず映画祭り開催中です。

バラッド見てきました。
平日お昼でお客さんは3分の1くらい。

主観はなしで、感想を書きます。

アニメ原作の実写版と聞いて、
どうしても20世紀少年のガッカリさが残ってたんだけど、
こちらの実写はなかなかどうして。
すごくよくできてました。

ガッキーかわいい。

もうとにかく、ガッキーがかわいくて。
役もぴったりで、
凛としたお姫様の役がしっかりとはまってました。
草ナギ君(漢字が出ない、、、)と大沢たかおに関しても、
ガッキーほどではないけど、
しっくりしてて。
真一役の小学生の男の子が、
ぽわんとしてる、というか、
平成生まれっぽい「世間の荒波をくぐり抜けてなさ」
みたいなのが顔に出てる子で、
そこも「現代」をうまく表してた。
あと、原作のしんちゃんのキャラと一番かぶってるなーと感じたのは、
父ヒロシ役の筒井道隆さん。

キャスティングに関してはそんな感じ。

話の内容としては、現代に住む小学生がなぜか戦国時代にタイムスリップする、
という話なのだけど、
いい意味でいろんなところがリアルな映画だった。

9月が多襄丸、カムイ外伝、バラッドと時代劇パレードで、
バラッド以外は予告しかみてないのだけど、
これが一番リアルな映画なんじゃないかな、と。
松山カムイや小栗多襄丸は、女子的キャーキャー色や、
がしがししたエンタメ色が強い気がする。

このバラッドの中で、
戦いのシーンが一段落してみんなが「はー疲れたー」と腰を下ろしてたり、
戦いに行く前にお母さんに「ありがとう」と言ったりするシーンがあるのだけど、
それを見て、リアルだな、と。

普通映画っていうと、剣を1ミリのところでよけたり、
戦いの前に思いを伝え合って、、みたいな、
盛り上がりがあるけど、
実際の戦いでは、きっと走りすぎて足がツッたーとか、
矢をセットしようとしたけど、失敗した、とか、
好きな人はいるけど家族と過ごした、とか、
そんなところが絶対あるはずで。

そういった「あるある」ネタを、
うまいことじんわり描いてて、
そういったシーンは予告や度重なる宣伝でもフォーカスされてなかったので、
見終わったあとに、「いいじゃん」と思った。

とにかくこの映画は宣伝に時間を割きすぎて、
ダメになった感が強い。
(ダメではないんだけど。)

「戦国版ロミオとジュリエット」なんて書かれてて、
正直、そんなコピーいる?と思う。
そんなコピーなくても、ブログを一日何百回更新しなくても、
十分いい映画だったよって。

きっとすべての世代に好かれる映画なんじゃないかな。
劇中にも出てきた、
カレーだとか、おにぎりだとか、
食事に例えるとそんな映画だった。



そうそう。
まったく映画とは関係ないのですが、
ワンシーンで、現代から持って来たビールを飲んで、
「とてもいい気分じゃー」なんて草ナギ君が騒ぐシーンがあるのですが、
このシーン見ながら、
「そんなに飲んでハダカになって、、、」
と、超シュールなことを考えてしまった私でした。。。