三姉妹母ちゃんの日記

日常の雑記ブログ。たまに映画や本の話もします。

舟を編む



舟を編む

本屋大賞を取ったときに、
三浦しをんさんか〜と思って、
宮�アあおいが主演と聞いて
アメトーーク
本屋大賞主演女優芸人です」ってくくりでできそうやな。
(しかも一人)
と思ったほどの、小説が映画化になったら女優さん。

うーん、嫌いではない、こともない(つまり嫌い)
だから見るつもりはなかったんです。

でも、

松田龍平宮崎あおいの次の名前がね、
オダギリジョーなんですもの。

見た結果、見てよかった!

宮�アあおいより、出てるシーン数はオダギリ氏の方が多かったし、
私の好きなクウガ的オダギリだったので、余計キュンキュン。

辞書を編纂するという、途方も無い仕事の話で、
淡々と進むし、黙々を作業は続くのですが、
くすっと笑えるところがあったり、あるあるネタも満載で、
欲を言えばもっともっと見終わったあとに辞書をひきたくなるような、
ディープな言語ネタが欲しかったところだけど、
95年から06年くらいまでの話なので、
PHSとか、チョベリグとか、ヤバいとか。
平均的に作られてたな〜。
とはいっても、映画館のオジオバ率ったらなかったくらいなので、
知らない単語満載!くらいでも楽しめたかな、と。

主演の二人の話は今回おいときます。(えええええ!?)
まあ、二人夫婦の役なんですが、なれそめとか、両思いになるくだりとか、
自分のなかでありえなくて、ッポイで。

とにかくよかったのは脇を固める俳優さんたち!
邦画って私のなかで、

銀幕的映画と、
ドラマ映画と、
アニメ映画に分かれてて、

ドラマ映画は嫌いで、
でも銀幕的映画と思って見たらドラマだったという邦画は案外多いので、
これも失敗するかもなあと思ってたら、

ちゃーんと銀幕的映画でした。

オダギリジョーの恋人役のちーちゃん(池脇千鶴
イヤミーな上司役の鶴見辰吾
初めて見た方だったのですが、契約社員役の伊佐山ひろ子さん。
そして、監修者の加藤剛さんと奥さん役の八千草薫さん。
編集部主任の小林薫さん。
このへんはすっごーく映画臭がぷんぷん。

あとは、マニアックなところで波岡一喜さん。
バラッドにもヤマトにも出ててよく見る俳優さん。
あと、広告代理店の人の役で、ナナメ後ろからのカットしかなくて、
セリフも「はい、わかりました」だけだったけど、
ピース又吉オダギリジョーと又吉のよくわからないコンボにドキドキ。

銀幕色の強い俳優さんが多かった。

そして、俳優以外のいろいろ編。
特に面識があるわけではなく、私の超!主観なので、
あしからず。

まず、音の描写が素晴らしい!録音さんがいいのかな?
昔ながらの木の窓枠(磨りガラスが入った窓)を開けるときの、
カラカラと、ガリガリが混ざったような音とか、
鉛筆が紙をなぞる音、紙をめくる音、
本に関わる様々な音がキチンと響いてて、
そこはよかったな〜と見ながら思いました。

、、、のわりに。
部屋の中とかの顔のアップがブレブレで、
ホームビデオ?と思っちゃうような場面も。

あと、合羽橋でデートしてて、遊園地行こう!って言うので、
てっきり花やしきだと思ったら東京ドームシティだったという
膝カックンもあり。

それから、卵焼きが美味しそうだなーと思ってたら、
フードコーディネーターは飯島さんでした。
あのかもめ食堂とかの人。

そして、出来上がった辞書のポスターが麻生久美子なのですが、



時効警察キターーーーーー!

そのポスターのスタイリストが伊賀くんで、
また夫婦で仕事キターーーーー。

原作の三浦しをん主演松田龍平コンビも、
まほろに続き第二弾だし、

いろいろつながりがいっぱいだったなー。

そして、監督さんは石井裕也氏。
宮崎あおいじゃなく満島ひかりならもっとよかった、、、と思いつつ、

宮崎あおいの登場シーンが、満月の夜に突然現れて、
名前が「かぐや」っていう、
私の感覚だとガクガクブルブルレベルなので、

花の香りにさえイライラする、ってルナルナの宣伝してる満島ひかりじゃ、
駄目だったのかな〜とか。

あぁ〜この話、いったいぜんたい誰が理解してくれるんだろう?
でも、独り言なので、最後まで書く。


あと、パンフレットが900円で、
売店で聞き間違えたかと思って1000円札渡したら、
おつりが100円で間違ってなかったんや、、、と衝撃。

ただ、分厚っ!
ホチキスじゃなく、辞書仕様。
途中辞書の作り方とか、辞書に使われてる紙とか入ってて、
確かに、お金かかってるなぁーと。
ただ、枚数埋めるために、シナリオまるまる入ってた!
大学時代の自分なら意気揚々として読みふけってたと思うけど、
今はなんとなく、
底上げ感が否めないというか、、、
パン生地のピザよりクリスプタイプを好む年になったというか、、、


でも多分私、この映画が好きなんだと思う。
だってこんなに書きたいこと書いたの、久々だし。


一昨日仕事でしょうもなく大きいミスをしてしまって、
だからこそホットヨガでガンガンに汗かいて、
浄化したかったんだけど、ひょんなきっかけでこの映画をみて、
まがりなりにも文字に向き合うこと、言葉に向き合うこと、
人と向き合うこと、気持ちを伝えることをもう一回考えた気がする。

どんな人生もどんな仕事も、山があって谷があって
雨の日と晴れの日があるなと。


原作も読みたいな。
今、すごく本を読みたくなってる。
百田尚樹氏の本も読みたい。


安室ちゃんと少女時代の曲をiphoneに入れたから、
テンションも上がる!





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